やまがた地鶏


■商品詳細

山形県遊佐町の愛好家が維持保存してきた貴重な赤笹シャモと、肉量・肉質に恵まれた横斑プリマスロックを掛け合わせ、長年の研究と努力により誕生した「やまがた地鶏」。

スーパーで手に入る一般的なブロイラー種と比べ、うまみ成分が非常に多いことがわかっています。臭みやくどさが無く、コクとうまみがじゅわりととろける脂身が特徴で、肉のおいしさを活かしたあぶり焼きや照り焼き、野菜の煮物などどんな料理にもお使いいただけます。


■やまがた地鶏について

 

取材:お茶の水女子大学 多賀麻里子 (2017年9月)

やまがた地鶏は、コラーゲンたっぷりの上品な旨味と歯ごたえは特徴の山形県産地鶏である。

やまがた地鶏の生産者・佐藤和美さんと、その地鶏を使ったラーメンを販売している福龍軒の成田考治さん。おぐにの”おいしい”を支える2人にお話をうかがった。

やまがた地鶏生産者・佐藤和美さん

「雑に育てないこと。それが大事だ」

卯兵衛ファーム・佐藤和美さん

 今から8年前、夏場は使用用途のない育苗ハウスを有効活用しようと思ったのが生産開始のきっかけ。「俺の夜のつまみになればいいなーと思って」と、佐藤さんはいたずらっぽく笑う。

 

 飼料効率がいい普通の食用鶏に比べ飼育期間が長いなやがた地鶏は必然的に生産コストも大きくなり、生産の船出は決して順風満帆とはいえなかた、生産数が少ない開始当初は採算が取れず、日中務める工務店の仕事との両立とも相まって大変だったと佐藤さんは語る。

 それでも生産を続けたのは、小国町の話題づくりになっていることが何よりもやりがいに感じたから。地元の人からの評判を耳にするたび、赤字を覚悟して踏ん張れた。

生後90日のやまがた地鶏

やまがた地鶏を塩だけで煮たもの。本来の旨味が十分に感じられた。

「雑に育てないこと。それが大事だ」

 

 飼料として、自家栽培したクローバーや大根の葉を使用するのが佐藤さんの一番のこだわり。この手間が、地鶏の脂をより上質にする。

 

 現在850羽の飼育量を、15年後までに1200羽に増やし、ブランド化を本格的にする計画。今後の小国町のやまがた地鶏の躍進に期待だ。

 「これを小国の名物にしたい、そう思いました。」

福龍軒・成田考治さん

 「こんなおいしいのに知られてないのはもったいない。これを小国の名物にしたい」。地鶏ラーメン生みの親、成田考治さんは今から6年前、まだ知名度の低い小国町のやまがた地鶏を食べてその美味しさに感動し、そう思った。何とかブランド化したいと、町内のやまがた地鶏関係者と連携し試行錯誤の末できたのがこのラーメン。

 100%やまがた地鶏の鶏がらを使用したコクのあるスープと、歯ごたえのある地鶏。やまがた地鶏の”おいしいとこ”を存分に堪能できる一杯だ。

 オリジナルラーメンは口コミで評判を呼び、現在は県外から食べに来る観光客が大変を占めるという。成田さんの想いは、確かに町内外に根付き始めている。

キーワードは、水。

 お2人ともやまがた地鶏の重要な要素として挙げていたのが、水だ。小国町の雄大な自然が生んだ澄んだ湧水で育てられたやまがた地鶏は、他の鶏には負けない旨味に溢れている。

 

「うまい肉だ」

 

 やまがた地鶏を一言でいうと?———インタビューの最後、その質問に対して佐藤さんはきっぱりと言い切る。

 

 小国町の豊かな自然に抱かれて、熱い思いで育てられた地鶏は、うまくないはずがない。