想いが繋がりできあがった、グランマのお漬物の優しい味わいの秘訣

優しい味わいのグランマのお漬物。

お漬物といえば、各家庭でつけるのが当たり前だった時代から、大量生産で綺麗にパッケージされたものがスーパーに並ぶ時代に変化しました。
その時代にあえて、グランマのお漬物として人の手で丹精込めて作ったお漬物を提供するのが、高橋喜美恵さんです。

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漬物作りのきっかけ

喜美恵さんが漬物作りをはじめたのは約15年前。
当時小国町内の半導体工場で働いていた喜美恵さんの長男の子供が生まれるとのことで、お嫁さんから孫の面倒を一緒に見て欲しいとお願いされます。
お姑さんに子供の面倒を見て欲しいというお嫁さんが珍しい時代、二つ返事でオーケーし、勤めていた会社を退職します。

小さな時から面倒を見ていたお孫さんと喜美恵さんは今でも大の仲良し。
ですが、お孫さんが保育園に入園した後は昼間の時間がぽっかり空いてしまいました。

そこで喜美恵さんはまず、趣味だった鉢植えの販売を始めます。
販売先は小国町の道の駅。道の駅には町内外から多くの方が生産物を販売しにきます。
そこでお漬物を販売していた今千代さんに出会います。

町の仲間から教わった漬物作り

今まで会社勤めだったため、会社以外の方と出会うことが珍しかった喜美恵さんは歳も近かったこともあり、千代さんと話をするようになります。すぐに千代さんのお漬物のファンになり、自分もお漬物を販売したい、と思うようになります。

タイミングが良いことに喜美恵さんの旦那様のお姉さんが野菜を作っており、その野菜をお裾分けしてくれることで、お漬物作りの準備が進みます。

もちろんはじめはうまくいきません。切り方や味付けを何度も試して色々な人に試食をお願いします。
中でも喜美恵さんはお孫さんからの評価を軸にしたと言います。
「漬物作りのきっかけは孫でした。さらに孫がアレルギーの為に、安全なものを美味しく食べれるように、試行錯誤していました。」
お孫さんのためのお漬物作り、ここが原点となっているため、商品名もおばあちゃんの意味の「グランマ」を取り入れています。

喜美恵さんのお漬物の中には人々の繋がりや優しい想いが詰まって、甘く優しい仕上がりになっています。

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人との繋がりで作るお漬物

喜美恵さんは現在一人暮らしです。ですが、喜美恵さんの家にはほぼ毎日元気な声が響き渡ります。
その声の主は地域おこし協力隊や緑のふるさと協力隊として小国町に移住をしてきた若者達です。小国町の若者が喜美恵さんの畑や漬物作りを手伝っているのです。

遡ること2019年、当時の緑のふるさと協力隊・千田有実子さんが喜美恵さんの家の近くに引っ越してきます。それ以前は協力隊という制度自体も知らなかったという喜美恵さん。きっかけは旦那さんからの紹介でした。

それまではひとりで漬物作りをしていた喜美恵さんですが、新しい人との出会いをきっかけに、色々なチャレンジを続けることができたと喜美恵さんは語ります。
その一つの取り組みが、NIPPON TABERU TIMES主催のオンライン漬物作りイベントです。
イベントでは喜美恵さんがオンラインで漬物作りを教えます。
オンラインでのイベント開催はもちろんはじめて、カメラに向かって話すことさえも初めてだった喜美恵さんですが、NIPPON TABERU TIMESの皆さんの助けがあってイベントは大成功しました。

▼実際の様子はこちら
【イベントレポート】 雪国名物”かまくら”で日本酒を語らナイト

千代さん、お孫さんや義理のお姉さん、色々な人の協力を得て始まったお漬物作りですが、漬物をきっかけに生まれる人との関わりはこれからも続いていきます。

漬物作りのこだわり

喜美恵さんの漬物作りにかける想いや人柄も含めて愛され続けているグランマのお漬物ですが、もう一つ大切なこだわりがあります。それは添加物不使用での製造です。
添加物を使うことによって、商品が日持ちするようになるため、販売がしやすくなったり、広くのお客様に商品を展開していくことができます。そのため、周りの人に使用を勧められたこともありました。しかし、アレルギー持ちのお孫さんの安全を願って無添加にこだわっていたことや、添加物を使うと素材の味が変わってしまうような感じがすることが気になります。お孫さんが喜んでくれた味を変えたくない、素材の味を楽しんで欲しい。という想いから今も添加物不使用での漬物作りを続けています。

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漬物作りを引き継いでいきたい

今は一人で漬物作りをしている喜美恵さんですが、大学生になるお孫さんも栄養成分の本を買って計算を教えてくれたり、幼稚園生のお孫さんもラベルのシール貼りを手伝ってくれたりしてます。
ですが、正式な後継者という方は未だ現れていないそうです。そのため、毎年お漬物作りを今年もやろうか迷いながら続けているそうです。
今も材料調達から漬物作り、発送まで一人でやっている喜美恵さん。喜美恵さんの想いと美味しいお漬物が今後も続けていけるように、より多くの人に愛されるように、みんなで協力して生産が続くことを期待しています。

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取材:地域おこし協力隊 西村 美祈